アラフォーになって気になりだしたのが不整脈。
自覚症状のない方も多いのですが、私は無症状の時と自覚症状があるときがあって、初めて動悸を感じた時はちょっと焦りました。
時々胸がドクっとするのと、脈拍を自分でとっているととんでいるところがあるみたい。ドキドキと脈が速く感じることもあってすぐに医療機関を受診しました。
その結果、すぐに問題となるような不整脈ではなく経過観察になりました。
ただ、ずっと症状が出ているわけではないので、心電図をとっているときに不整脈が出ていない可能性もあって、ちょっと違和感があると心配になっていました。そんなとき、友人に勧めてもらったのが不整脈を検出できるアプリ。
脈がとんでいるのを視覚的に確認できたり、自覚症状がないときもたまに測って脈が速くなっていないか確認ができます。
今日は私が使ってみて良かったアプリ3つをご紹介します。

Contents
まず最初に不整脈について
私は臨床検査技師という資格を持っていて病院で検査をする仕事をしています。
不整脈は大きく分けると3つあって、①脈が速くなる頻脈、②脈が遅くなる「徐脈」、③脈がとぶ期外収縮、に分けられます。
- 脈が速くなる頻脈:心房細動・発作性上室性頻拍・心室頻拍・心室細動・WPW症候群など
- 脈が遅くなる徐脈:洞不全症候群・房室ブロック
- 脈がとぶ期外収縮:心房性期外収縮・心室性期外収縮
不整脈とは、心臓の脈拍が正常とは異なるタイミングで起きるようになった状態のことです。不整脈には、脈が速くなる「頻脈」、脈が遅くなる「徐脈」、予定されていないタイミングで脈が生じる「期外収縮」があります。不整脈の緊急度や治療方法は千差万別です。健康な人にも生じる不整脈では健康被害はなく、放置しても問題ありません。一方、命にかかわる不整脈も存在し、この場合は積極的な治療介入が必要とされることがあります。
私の場合脈がとぶ期外収縮に自覚症状があって、ドクっとする時と期外収縮が連発するのかドキドキと脈が速くなる自覚症状がありました。
手首で脈を測っていればすぐわかりますが、アプリのほうが記録に残せて手軽だったのでアプリを使用し始めました。
不整脈をチェックする無料アプリ3選
ストレススキャン:脈拍数を確認するだけならこのアプリ
睡眠時間や姿勢を入力して測定をします。
90秒と測定時間が長めなのでしっかり脈拍数をカウントできます。
ただ、脈の記録が数だけなので、脈がとんでいるかなどは測定中に確認するだけになります。
ハートリズム : 自分の脈と正常な脈、心房細動の波形を比較できる
医師が心原性脳塞栓症を減らしたい!という思いで開発したというアプリ。
心原性脳塞栓症とは漢字のとおり、心臓に原因があって、心臓内でできた血の塊(血栓)が血流にのって脳の血管を詰まらせておこる脳塞栓です。
不整脈の中の心房細動があるとリスクが高まります。心房細動も治療ができるので、早めに見つけて医療機関を受診することが大切なんです。
HearTily : 波形を記録でいるのがうれしいアプリ
アプリの評価は低めなんですが、私が一番使っているアプリ。測定終了すると強制的にアプリが終了しちゃうんですが、波形を記録に残せること、測定回数に上限がないことから愛用しています。
脈拍測定のアプリでは広告ばかり途中で入ってきたり、すぐに有料のほうへ誘導されるものも多いのですがこれはそのわずらわしさがないので使い勝手が良いです。
不整脈をアプリを使わずにみつける方法
アプリを使わなくても自分で測定もできます。
手首で測る方法と首で測定する方法があります。下記は手首での測定方です。
①手首の関節の少し下、親指側に脈拍を探します。
②人差し指、中指、薬指の3本で脈を感じるまで徐々に強めていき押さえます。このとき指を3本指を揃えるのがコツです。
③脈が触れたら1分間の脈拍を測定します。1分間数えるのは大変なので、15秒測定し、4倍にすると1分間の脈拍数となります。
慣れてくると脈がとんだり、脈が速くなっているのが分かるようになりますよ。
不整脈の検査、診断
病院で心電図を測定することが一般的です。
ただ、この不整脈が心電図を測定している短い間に出るとは限らず、通常の心電図ではとらえることができす診断がつかないこともあります。その際にはホルター心電図(小さな心電計をつけて24時間測定する)、運動負荷心電図(自転車をこいでいる状態や2段の階段昇降など)などを行っていくことになります。
私の場合も診察時には問題になるような不整脈は出ていなく、年齢、頻度等を考慮してこの症状が続くようならホルター心電図をつけましょう、という話になりました。
不整脈をアプリでチェック まとめ
今回自身の不整脈から病院受診をし、アプリを使用した感想です。
指で検知する脈拍は指が少しでも動いてしまうとうまく測定できません。しばらく練習するとコツを掴めましたが、呼吸の体動等もひろってしまうので机の上など手を固定できる状態での測定をおススメします。
頻脈、徐脈、脈拍のリズムを確認できるので、不整脈が気になる方は無料なので使ってみるのもいいかもしれません。私も自覚症状がないこともあるので1日1回くらいは測定してみようと思います。
ただ、このアプリは医療機器ではありません。あくまでも受診を促すものであり、ノイズも入りやすいのでこれだけで何かを判断できるものではありません。自分の不整脈を目視で確認できる補助ツールの位置づけだと思います。
気になる症状がある場合は医療機関を受診して相談しましょう。
私もアラフォーになり体調面でも 色々と不調がでることが増えています。
自分の体の声をよく聞いて不調ともうまく付き合っていきたいと思っています。