レーキングってなに?柴犬の抜け毛問題をすっきり解決した被毛ケア

我が家には柴犬のあなごとチワワのうなぎがいます。愛犬はとても大切な家族ですが、室内で飼っていると大変なのが抜け毛。

換毛期は掃除機をかけてもかけてもキリがないくらい抜けるんだよね....。

特に柴犬のあなごの抜け毛がすごい。もう抜ける抜ける。。。。いったいどこにあったんだ、ってくらい抜けます。

しかも柴犬のあなごさんはアレルギーがあって蒸れると体を掻いてしまうのでなるべくすっきりしていたい。

そんな我が家の救世主が「レーキング」という被毛ケアです。レーキングは抜けかけの被毛をすっきり取り除く方法で、びっくりするくらいごっそり取れるんです。掃除も楽になって、柴犬あなごも体を掻くことが減ったので不快感がなくなったのかな、と感じています。

こんな悩みがある方にはレーキングがおすすめ!
☆愛犬の抜け毛が多くて掃除が大変!
☆換毛期に愛犬が体をかゆがる
☆抜け毛に効果的なブラッシング法を知りたい

今日は被毛ケアについて、トリミングサロンでのレーキングと自宅でできるレーキングについて詳しくご紹介します。

抜け毛でお困りの飼い主さん、ぜひ試してみてください!

レーキングはダブルコートの犬向け被毛ケア!柴犬におすすめ

犬のレーキング

レーキングとは通常のブラッシングでは取り除けないアンダーコートをトリミングナイフを使って取り除く方法です。

抜けきらなかった死毛を取り除くので、愛犬にも負担なく不要なアンダーコートだけを処理することができます。

レーキングがおすすめの犬種

犬の被毛タイプはシングルコートとダブルコートの2タイプに分けられます。レーキングはアンダーコートを取り除く方法で、シングルコートの犬種には向きません。

ダブルコートの代表的な犬種
柴犬・チワワ・ダックス・ミニチュアシュナウザー・ゴールデンレトリバー・ポメラニアン・ボーダーコリー・スピッツ・コーギー・キャバリア・シルティー・ボストンテリア・ラブラドールレトリバー

シングルコートの代表的な犬種
フレンチブルドッグ・トイプードル・ヨークシャーテリア・シーズー・マルチーズ・ミニチュアピンシャー・グレイハウンド

ダブルコートはオーバーコートと呼ばれる固くて太い上毛とアンダーコートと呼ばれるふわふわしたやわらかい下毛からなる2重構造。これに対して、シングルコートはアンダーコートがほとんどなく、オーバーコートをかき分けるとすぐに皮膚がみえます。

ダブルコートの犬種は春と秋に換毛期があり、ふわふわとしたアンダーコートが大量に抜けてきます。レーキングはこの大量に抜けてくるアンダーコートを取り除いてくれるんです

レーキングのメリットとデメリット

レーキングのメリット

レーキングのメリット1.抜け毛の量を格段に減らせる

換毛期はアンダーコートがごっそりと抜けてきて、室内飼いの場合いくら掃除をしてもおいつかないほどになりますよね。朝掃除機をかけても夕方にはまた毛だまりが...。

アンダーコートの被毛はやわらかくふわふわしているので柴犬が動くたびにそこらじゅうに舞い散って絨毯、カーテン、服にたくさんついてしまいます。

レーキングでアンダーコートを処理すると、この抜け毛を大幅に減らすことができます。換毛期は次々と抜けてくるので抜け毛がゼロになるわけではありませんが、掃除が格段に楽になります。

レーキングのメリット2.夏の暑さ対策

アンダーコートの働きは保温、保湿です。暑い夏に取り除かずにいると体温調整が上手くできません。余分なアンダーコートを取り除いてあげることで風通しがよくなり、熱もこもらなくなります。

サマーカットとは違いオーバーコートを切ることがないので、自然な感じでスッキリできますよ。

レーキングのメリット3.皮膚コンディション向上

春の換毛期~夏は皮膚トラブルも多くなる季節。アンダーコートが抜けずにたまっていると皮膚が蒸れた状態になり、雑菌が繁殖しやすくなってしまします。

レーキングは抜けてきている毛を取り除くので皮膚への負担も少なくてすみ、毛の生え変わりを促して皮膚コンディションが良くしてくれます。

本当に柴犬のあなごは体を掻くことが減りました。

レーキングのメリット4.シャンプー後のドライヤー時間の短縮

アンダーコートの量が格段に減るので、シャンプー後の毛を乾かすのが楽になります。

被毛は根元からしっかり乾かさないと雑菌が増える原因にもなるため、しっかり乾かそうとすると結構時間がかかりますよね。レーキングでアンダーコートの量を減らしておくと、ドライヤー時間が短縮できます。

レーキングのデメリット1.やりすぎは皮膚によくない

自宅でレーキングする際の注意点ですが、レーキング用のコームは地肌にあたると皮膚をいためる可能性があります。

サロンでレーキングを行う場合はプロが行っているので心配はありませんが、自宅で行う場合は「やりすぎ」に注意しましょう。力を入れすぎると皮膚に強い刺激になってしまいます。

皮膚病などで病院にかかっている子は医師の指示に従いましょう。

レーキングのデメリット2. サロンでのケアは意外と高い

柴犬のあなごさんは30分くらいのことが多いですが、ホント抜け毛が多い時期はもっと長い時間トリマーさんががんばってくれます。

サロンでレーキングを行う場合は意外と費用もバカにならないんです...。

レーキングはどこでする?トリミングサロンor自宅ケア

トリミングサロンでレーキング

トリミングサロンでもレーキングをしてくれるところがあります。

我が家のチワワうなぎと柴犬あなごも定期的にトリミングサロンでレーキングをしています。換毛期にレーキングをしてもらうとごっそりとれて愛犬たちもすっきり。部屋の掃除もしばらくはかなり楽になるので、換毛期こそプロにお願いしています。

レーキングの料金はサロンによって異なるので、お目当てのサロンがあったら確認してみてください。

参考までに、あなごとうなぎがお世話になっているサロンは最初の10分が1,100円、追加10分ごとに追加料金がかかるようになっています。抜け毛の多い柴犬は30分くらいが多いです。

自宅でのレーキングはファーミネーターがおすすめ

換毛期にはサロンでレーキングをしても1週間ほどするとまたアンダーコートが浮いてきます。

そこで自宅ケアで使用しているのが「ファーミネーター」です。トリミングナイフと同じような構造ですが、こちらは家庭で簡単にアンダーコートの処理ができます。

使い勝手もよく、愛犬も嫌がらずに大人しくしていてくれますよ。

ファーミネーターの注意点としては、刃が尖っているので無理な力を入れずに、同じところを何回もかけないようにすることが大切です。一気に取ろうと思わずにこまめにかけていきます。被毛の薄いお腹周りは避けるようにしてください。

ファーミネーターは長毛用、短毛用、サイズも色々ありますので、愛犬にあったものを選んでくださいね。

また、模倣品も多い商品なので注意しましょう

猫ちゃんのレーキング

猫もダブルコートとシングルコートのタイプに分けられるため、ダブルコートのねこちゃんにはレーキングが行えます。

ただ、猫ちゃんの場合慣れない人間に長時間触られることはストレスになる子が多いと思います。トリミングサロンでのレーキングより、ファーミネーターを使って自宅でケアしてあげるほうがいいかもしれません。

ファーミネーターは猫用もあって、短毛用・長毛用があります。

レーキングは愛犬にも飼い主にも嬉しい被毛ケア

やっと夏が過ぎた〜と思っていると、すぐに秋の換毛期がやってきます。我が家は愛犬と家族のストレスを減らすためにもレーキングが欠かせません。

\レーキングのポイント/

  • 抜けかけのアンダーコートを取り除いてくれるので、愛犬への負担が少ない
  • 愛犬の抜け毛量が格段に減る
  • トリミングサロンに加えて自宅でも気軽にケアできる
  • 愛犬の暑さ対策ができる

愛犬の抜け毛で悩んでいるという方はぜひ、レーキングをしてみてください。

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