熱帯魚の白点病!初期の治療方法と経過について紹介します

こんにちは、あなごママです。

あなご家にはうなぎさん、あなごさんという2匹の犬とベランダにめだかさんが多数、家の中では熱帯魚を飼育しています。めだかは主に夫の趣味なので私は洗濯物を干すときに「今日も元気だね~。」と眺めるくらい。

室内の熱帯魚水槽は私の趣味なので餌や掃除などの管理は私がしています。その大事に大事にしている熱帯魚に白点病が発生しました。。。。

白点病はよく発生する病気と言われていますがこれまで運よく遭遇していなかったので、最初はヒレに気泡がついているのかと思い気泡病を疑いました。朝に発見したので仕事から帰ったら水替えしよーと考えていたら、夕方には白点のあるテトラさんが多数。。。。

ひー(´Д`)絶対白点病だよ、コレと慌てて薬を買いに行きました。

今日はこの白点病の治療について書いていこうと思います。

白点病とは

症状

  • 魚が体をかゆがって壁面や流木などに体をこすりつけるしぐさをする
  • ヒレや体に白い斑点がみられる。症状が進むとこの白い斑点が体表全体に広がる

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日本動物薬品株式会社 | 金魚の病気について

原因

  • Ichtyophthirius multifiliis(白点虫)が魚の体に寄生することで発症する。白点虫はどこにでも存在するが、水槽などの閉鎖的空間で増殖して魚に集中的に感染すると発症する。水質・水温の変化、外部からの持ち込みが原因となる。

白点虫は、原生動物の繊毛虫に分類されゾウリムシと近縁な生物です。 白点虫の成虫は直径0.5mm程度の円形または楕円形で、その周囲は繊毛とよばれる細かな毛で被われています。魚に寄生した白点虫を取り出して、水の入ったシャーレに入れてみますと水中を泳ぐ光景が観察されます。白点虫のライフサイクルは、まず魚体上で成熟した白点虫は魚から離脱してシストを形成します。このシストは、ネバネバしたゼラチン状の厚い膜で被われていますので水槽のガラス面や砂利の上に付着します。そして、シストは細胞分裂を繰り返しながら仔虫を放出します。放出する仔虫の数は、水温によって異なります。一般的に水温が高いときは、放出される仔虫の数は多くなりますが仔虫は小さくなります。このようにしてシストから放出された仔虫は、寄生するべき魚を求めて泳ぎ出しますが24時間以内に寄生できなかった仔虫は、体力を消耗して死滅します。また魚に寄生できた仔虫は、数日で肉眼で確認される大きさまで成長します。白点病の進行が早いのは、魚体から離れた成熟虫が、シストを形成して仔虫を放出するまでの時間が24時間以内であることです。すなわち、1個の成熟虫が24時間以内に数千倍の仔虫に増えるからです。

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白点病の治療~私がやったこと

白点病は初めての経験なのでショップで治療について聞いてきました。

1. 水温を28℃まであげる

白点虫は高温に弱いので水温を高めに設定します。私の水槽は26℃設定だったので28℃まで魚のストレスにならないよう1日1℃づつ上げました。白点病が初期の場合は温度を上げるだけでも効果があるそうです。

2. 薬浴する(水槽ごと)

発病している個体を隔離して薬浴するか、水槽ごと薬浴するかちょっと悩みましたが、私は水槽ごと薬浴をしました。水槽ごと薬浴した理由は、すでに発病している個体が多かったこと、重症個体はいなかったこと、白点虫の生態を考えると水槽をリセットしないのであれば水槽ごと薬浴する方法がいいのでは?と考えたためです。

水草がいろいろ入っていることなどを店員さんに相談し勧められた薬剤「グリーンFクリアー」を買ってきました。

グリーンFクリアーの特徴

・飼育水を着色しない

・長期にわたり効果を発揮する

・使用中のフィルター、エアーストーンはそのままで投薬できる

水草、フィルターをそのままで投薬できるのはいいですよね。その分効果がイマイチとの評価も見られますが軽症だったためか私は効果を感じています。

3. 4日ごとに水槽の1/3の水替えをする

グリーンFクリアーは水中で安定していてフィルターもそのまま使用可能ですが水替えした方が効果が早いと聞き、4日ごとに水替えをして薬品を追加しています。白点虫は魚の体表内に寄生し、いったん離れて増殖後また魚に寄生するというサイクルを繰り返すので魚の体表がきれいになってもまだまだ油断できないですね。

治療経過~投薬開始から10日目

投薬開始~2日:魚の体表にあった白いポツポツが激減しました。

2日~4日:2日目からあまり変わらず。白いポツポツはだいぶ減ったもののまだ2匹ほどに斑点が見られました。

4日目:水槽の水替え。

5日~8日目:斑点が少しづつ減って目視では見当たらなくなりました。

8日目:水槽の水替え。

8日~10日目:発症無し。水温28℃維持中。

水温をやや高めに設定すると発生しにくいとのことなのでこのまま28℃でいくか悩み中です。水草たちは薬浴開始から変化なく元気です。

まとめ

白点病はその生態サイクルから発症した魚だけでなく水槽全体の殺菌も行わなければ再発の可能性の高い病気です。初期で対応できたのでなんとか被害はありませんでしたが、白点病は進行が早くあっという間に広がり重症になると死んでしまう病気ですので注意が必要です。実際に私の水槽でも朝1匹にだけに見られた症状が夕方には水槽内のほとんどの魚が発症してしまいました。

今回白点病の原因は新規個体の購入でしたので、今後は購入した個体のチェックと事前にグリーンFクリアーで薬浴してから本水槽へ入れることを検討したいと思います。

白点病は日ごろの水質・水温管理に加えて早期発見、早期治療開始が大切だと痛感しました。

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