【子供の発達障害】娘が発達検査を受けるまで。検査のメリット・デメリット

子供の発達検査

我が家の長女は発達障害グレーゾーン。

発達障害の診断基準を満たしていないとのことですが、発達の凹凸が大きく日々の困りごとも多くあります。今は困りごとがありながらも、娘の特性に寄り添って前向きに生活できています。

もちろん他の子と何か違うかも....と感じてから、病院での発達検査を受けるまですんなりいったわけではありません。ものすごく悩んで、葛藤して、妊娠中の自分の生活を思い起こしてはあれがダメだったのかも、これがダメだったのかもと毎日毎日考えていました。

また、主人の説得も大変でした。娘が発達障害かもしれないという状況を受け入れられず、病院で検査を受けることも反対だったんですよね。

「診断がついてしまったら娘の将来に影響が出る。」

そう不安に思ったようです。

娘がはじめて発達検査を受けたのが4歳11か月の時。それからもう7年ちかく経った今も、あの時検査を受けて本当によかったと思っています。いろんな意見があるかとは思いますが、子供の発達障害について検査を受けるか悩んでいる方がいたら、きっと私は検査をすすめると思います。

今日は発達の検査を受けるまでの娘の様子と、発達検査を受けるメリットやデメリットを書いていこうと思います。

1つの家庭の事例として参考にしてもらえると嬉しいです。

うちの子供は発達障害なの?娘が発達検査を受けるまで

0歳~3歳まで

赤ちゃんの頃からとても過敏なの子でした。

人見知りが始まるのが早く生後4か月には私以外の抱っこは受け入れなくなっていました。生後5ヵ月に保育園に入園した際には、先生に敏感な子だ、と言われた記憶があります。哺乳瓶でミルクを飲ませるのに先生も手こずり、お母さんの飲ませ方を見せてほしい、哺乳瓶を家から持参してほしいなど保育園から頼まれるくらいでした。

1歳半くらいからは泣きはじめると泣き止むのに相当時間がかかる、お友達とトラブルとなる、ということがたびたび起こるようになりました。まだ一人遊びが中心のクラスの中で、お友達のおもちゃを取り上げてしまうことが多くあり、先生には他者の認識が早いと言われました。

一人遊びはあまりせず、ずっと寝ているとき以外は誰かが相手にしている感じでした。言葉の出始めは少し遅かったと思います。

ただ、検診で何かを指摘されることはなく、検診の先生に相談しても「まだ個人差が大きい時期だからね~。ちゃんと反応はあるし、問題ないよ。」と言われていました。

私も第一子なので娘の成長がどうなのか全くわからなかったんですよね。なんとなく漠然とした不安を感じていた時期です。

生活に支障がでてきた4歳

なんとなく感じていた不安は生活面でも支障がでるようになってきました。集団行動が全くできず、ゲームでは勝ちにこだわるようになりました。お友達とトラブルになると手を出してしまうことが増え、工作など集中して行う作業には参加できない、一人で過ごすことが増えました。

感覚の過敏も目立つようになりました。

  • 長靴を嫌がる
  • 靴下を嫌がる
  • 襟付きの服が着れない
  • パンツを嫌がる
  • 髪が自分の首に触れるのを嫌がる
  • ハイネックやパフスリーブなど締め付け感のある服は着れない
  • ズボンもゴムの加減によっては着れない
  • スカートのひらひらが気になる
  • 帽子はかぶれない
  • 靴は1サイズ大き目

あげ出したらキリがないくらいです。毎日服を着るのに相当の時間を使っていました。靴下は履けるものがあれば大量に買い込み、時には縫い目がないように裏返して履かせていました。

この頃、担当していた先生に

「発達でお母さんが気になっていることはありませんか?一度相談に行ってみませんか?」

と言われました。このときはショックというより、「あぁ、そうなんだな。」と妙に納得したことを覚えています。漠然と感じていた不安が一気に現実味を帯びてきた瞬間でした。

自治体の通教室とパパの説得

先生に指摘されてからの行動は早かったと思います。

それまで長女のことは主人にも相談してきましたが、心配しすぎでは?と言われていました。発達障害と言われることに主人には抵抗があったようで、通級教室に通うこともかなり反対されました。

私の住んでいるところでは通級指導には発達障害の診断は必要ありません。発達がちょっと気になる、心配、という親の相談で通うことができます。なのでパパにはいきなり発達検査を受けるより、段階を踏んで理解してもらおうと思ったんです。苦手なことができるようになったらいいよね、習い事と思って通ってみようよ、と話しをしました。それでもパパの抵抗は大きく、この頃は離婚も考えていた時期です。

なんとか主人を説得して申し込みをし、各週の土曜に4名程度のグループで通級教室が始まりました。発達が気になる子が通っていますが、娘がダントツで椅子に座れない、指示に従えないなどの行動が目立ちました。

専門の機関で発達を診てもらったほうがいいと思ってからは、主人をひたすら毎日説得していました。発達障害かもしれない状況を全く受け入れられない主人にあるとき、

「パパは娘ちゃんができる子じゃないとダメなの?娘ちゃんが困っていること、辛いことが何か理解してあげようよ。別に診断がほしいわけじゃないんだよ。何に娘ちゃんが生活しずらさを感じてるか、どうしたらそれを解消してあげられる私たちしか分かってあげられないんじゃないの?」

と言いました。

もともと娘を溺愛している主人です。主人のなかでもなにかストンと落ちるものがあったようで、これまでの抵抗がうそのように早く予約しよう、となりました。

発達障害を診てもらえる医療機関に相談の連絡をして、診察の予約をいれました。予約は6か月先でした。

子供の発達障害|検査を受けて感じたメリットとデメリット

娘が検査を受けたのは4歳11か月の時。一人で座ることができずにまったく私と離れられない状態で検査をしました。

発達検査結果はっきりとした診断名は出ませんでしたが、あえていうならASD(自閉スペクトラム症)傾向、と言われました。得意なことと苦手なことの凹凸が大きく、療育が必要との判断され病院での療育がスタートとなりました。

あの時、検査を受けていなかったらその後の療育を受けることもなく過ごしていたと思います。

検査を受けるメリット

  1. 子供の苦手なこと、得意なことが分かる
  2. 結果をもとに、今後どういったサポートが必要か明確にわかる
  3. 専門家の指導の下、療育が受けられる
  4. 相談できる場所ができ、親の精神的な負担を軽くすることができる

検査の結果、娘は言語情報を正確に聞き取ることが苦手、視覚情報を認知することは得意なことが分かりました。今後は見本を示すこと、視覚的な情報も提示する、頭の中だけで考えさせるのではなく、工程を図や表を使うことを提案されました。

苦手なことを就学前相談で小学校に伝え、お願いしたい配慮についても具体的に話し合うことができ、家庭での学習サポートにもとても役立ちました。

視覚的な情報を認知することが得意、ということで家庭学習にタブレット学習を取り入れたんです。タブレット学習の良い点は、視覚的な情報が多いところ。口頭や教科書に書いてあるイラストだけでは説明しきれない計算の工程等も、本当にわかりやすく説明されているんです。

また、もう1つ声を大にして言いたいのが、メリットの4。私が子供の発達について相談する場所を作れたことが、私の精神的な負担をかなり減らしてくれました。

子供の発達について不安を感じているお母さんやお父さんの中には、相談する先もなく追い詰められている方もいると思います。私も周りに謝ることばかりが増え、何をどうしたらいいのか分からなくなって、どんどん追い詰めれる毎日でした。

病院で療育を受けるようになってから困っていることや接し方で悩むたびに相談できたことで、前向きに子供と接する気持ちの余裕ができたと思います。

検査を受けるデメリット

  1. 発達障害と診断される(結果による)
  2. 幼稚園・小学校から発達障害の子、という目で見られる

私はあまり検査を受けたデメリットは感じていませんが、自治体の通級教室で出会ったお母さんはデメリット2、について小学校でマイナス面での先入観がある、と言っていました。

最初からできないと判断されるのは残念ですよね。

ここは小学校や幼稚園によって対応が大きく異なると思います。娘が通っている小学校ではとても積極的に対応に取り組んでくれたので、他者からのそういった対応はありませんでした。
逆に私が周りの目を気にしすぎて厳しくしすぎたり、最初から諦めていたことが多かったように感じます。

子供の発達障害|検査を受けて7年後の今思うこと

発達障害の検査について、検査を受けて私が感じたメリット・デメリットをご紹介しました。検査を受けたことで娘の苦手なことや得意なことを客観的に理解できて、支援策を生活に取り入れられたことで娘の成長を大きく促すことになったと思います。

きっと同じように悩むママがいたら、医療機関の受診をすすめます。

でも、たまに思うんです。

しっかり育てなきゃ、普通の子と同じようにしなきゃ、療育をしっかりしなくちゃ。

検査で苦手なことがはっきりしてから、私が一番普通の子にしたいと思ったんじゃないかな、って思うんです。普通の子ってなんでしょう?先回りして小学校や仲の良いお友達のママに伝える必要があったのか、正直分からなくなる時もあります。

ガッチガチにソーシャルスキルを上げることが子供の幸せに繋がるとは思えません。でも集団の中で生活するにはある程度のスキルは必要ですよね?

まだまだ子育てにつまずいて悩んで、お風呂場でこっそり泣くこともあります。子育てに正解はありません。ただ、子供の将来の選択肢を1つでも増やすためにいろんな情報を持っていることは必要じゃないかな、と感じています。

検査を受けて結果が出たら終了ではありません。その結果をどう活用していくか、のほうが大切です。

検査を受けることに不安がある場合は自治体の子育て支援センターなどに相談してみるのもいいと思います。

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